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不妊症の症状がわかる!3つのタイプ別で起こるその症状とは

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不妊症は、ある日突然なってしまうものではありません。本来は妊娠するための機能が備わっている女性の体。

それが機能しなくなるまでには、長い長い時間がかかります。その間、女性の体では何らかの変化が起こっています。

不妊症につながる、わずかな症状が出始めているのです。ということは。その症状にいち早く気付き、適切な対処をしておけば、不妊症を回避できるということです。

具体的に不妊傾向になると、どのような症状が出てくるのでしょうか?この記事では、3つの原因別に起こる不妊症の症状を詳しく書いていきます、

不妊症となる原因

医者

妊娠するためには、以下の過程が必要となります。

  1. 卵巣から卵子が出てくる(排卵)
     ↓
  2. 出てきた卵子が卵管で精子と出会って受精卵となる
     ↓
  3. 受精卵が卵管を通って子宮に行く
     ↓
  4. 受精卵が子宮で着床する

この過程のどこかで問題が起こると、妊娠は難しくなります。

たとえば、

  • 排卵が、うまく行われなかった場合
  • 卵子や受精卵が、卵管を通過できなかった場合
  • 受精卵が、子宮で着床できなかった場合

です。どの問題が起こった場合も、妊娠は成立しません。そして妊娠できない期間が1年以上(35歳以上の場合は6ヶ月以上)続くと、不妊症と診断されるのです。

排卵に問題がある場合

こういった問題が起こると、具体的に体にはどのような症状が出てくるのでしょうか?まずは排卵の問題からご説明します。女性の体には、子宮の左右にひとつずつの卵巣があります。

この卵巣のどちらかひとつから、約1ヶ月に1回のペースで、成熟した卵子が排出されます。ところが、ホルモンバランスが乱れていたり、卵巣の機能が低下していたりすると、排卵がうまく行われません。

これを、排卵障害と言います。

排卵障害の症状

排卵障害が起こっているかどうかは、生理周期で確認できます。生理がなかなか来なかったり、不安定な周期が続いたりした場合は、排卵障害を起こしている可能性があるのです。

そのため心当たりのある女性は、早めに婦人科を受診しましょう。しかし生理の周期が安定していても、排卵障害が起こることもあります。この生理は、無排卵月経と呼ばれています。無排卵月経は、とても厄介です。

なぜなら女性の多くは、「生理が安定している以上、排卵も問題なく行われている」と思い込んでしまうからです。つまり無排卵月経では、排卵障害が起こっていると、本人がなかなか気づくことができないわけです。

排卵がないのですから、当然妊娠はできません。そして不妊症の検査をして初めて、排卵障害に気付くのです。

そのため排卵の有無は、生理周期だけでなく基礎体温でも確認することが大事です。具体的には、低温期から高温期へ移行するタイミングを確認するのです。

①基礎体温が正常(排卵が行われている)

  • 低温期と高温期とを約半月ずつ繰り返している
  • 高温期に移行する直前に、体温がひときわ低下する(この日が排卵日)

②基礎体温が異常(排卵障害の可能性がある)

  • 低温期が20日以上と長く続く
  • 低温期と高温期の差が明確ではない

このように基礎体温で排卵の有無を確認し、問題があると感じた場合には、速やかに婦人科を受診してください。婦人科で、排卵誘発剤や低用量ピルを使った治療を受けることで、排卵障害は改善されやすくなります。

卵管に問題がある場合

卵管とは、卵巣と子宮とをつなぐ管です。排卵が起こると、卵子は卵巣からここに出されます。このタイミングで性交渉をすると、男性の精子は子宮を通過して卵管へと入ってきます。そしてこの精子と卵子とが出会って結合すれば、受精卵が誕生するのです。

ところが、もしも卵管が詰まっていたとしたら…。当然、卵子も精子もその中をうまく通ることができません。つまりお互いに出会うことができず、受精卵は誕生しないということです。完全に詰まっているわけではなく、狭まっている程度なら、卵子や精子は通ることができます。

この場合は、受精卵が誕生する可能性もあります。でも受精卵は、日に日に成長します。成長して大きくなった受精卵には、狭まった卵管内を移動することが困難です。

そして子宮に到達できないまま、やがては力尽きてしまうのです。このように卵管が閉塞した状態もまた、不妊症の大きな原因のひとつとされています。

卵管閉塞の症状

卵管閉塞も、無排卵月経と同じように、自覚症状がありません。しかも、基礎体温にも問題がないことがほとんどです。そのため卵管閉塞は、無排卵月経以上に厄介と言えます。

女性が自主的に婦人科で検査を受けなければ、発見されることがまずないからです。しかし検査を受ければ、ほぼ確実に発見できます。

基礎体温のように毎日の測定を続けることなく、1回の検査で発見できるわけです。妊娠を急いでいる女性にとっては、有難いことですよね。

婦人科での検査は、卵管に造影剤などを注入し、それがスムーズに通過するかどうかをチェックするという方法で行われます。

具体的には、以下のようなものが注入されます。

  • 発泡造影剤(超音波造影検査)
  • ヨード造影剤(卵管造影検査)
  • 生理食塩水(卵管通水検査)
  • 炭酸ガス(卵管通気検査)

いずれの場合も、卵管閉塞が起こっていれば、注入したものがそこでストップします。そのためこれらの検査では、閉塞の有無だけでなく、閉塞の箇所も確認できます。

閉塞箇所が分かっていれば、卵管の通りを良くするための外科的な治療を適切に行うことができます。ただし卵巣が子宮の左右にひとつずつあることからわかるように、卵管も左右合計2本あります。

そのため卵管閉塞が片方のみという場合は、あえて治療をしないという選択もできます。片方の卵管が閉塞していなければ、自然妊娠することは可能だからです。

着床に問題がある場合

排卵が正常に行われていて、卵巣にも特に問題がなかった場合。誕生した受精卵は、スムーズに卵管内を通って子宮へと進みます。そして子宮内膜に着床することで、妊娠となるのです。

ところが子宮や女性ホルモンの分泌に問題があると、受精卵が着床できないことがあります。これは、着床障害と呼ばれています。

着床障害の症状

着床障害の主な原因は、以下の4つです。

  1. 子宮筋腫
  2. 子宮内膜炎
  3. 子宮内膜ポリープ
  4. 黄体機能不全

4つの原因のうち、上3つは、子宮で起こるトラブルです。これが発生すると、不正出血や下腹部痛といった症状が起こりやすくなります。生理の時期ではないにも関わらず、出血や痛みが起こった場合には、子宮のトラブルを疑い、早めに検査を受けましょう。

そして黄体機能不全の場合は、生理周期が不安定になります。さらに、生理が2日で終わるなど、期間が通常より短くなることもあります。また不正出血が起こることも少なくありません。このように、いずれの場合もわかりやすい自覚症状が出てくるのです。

そのため着床障害は、比較的確認しやすく、その分早期治療を開始しやすいと言えます。不妊症を防ぐために、こういった体からのサインは、いち早く察知しましょう。検査と治療とを受ける時期が早ければ早いほど、不妊症を回避できる可能性が高くなりますよ。

不妊症のサインとなる症状のまとめ

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不妊症の主な原因は、以下の3種類となっています。

  1. 排卵障害
  2. 卵管閉塞
  3. 着床障害

排卵障害の有無は、生理周期と基礎体温とで確認できます。生理がなかなか来なかったり、低温期と高温期のバランスが悪くなったりするのです。

卵管閉塞の場合は、わかりやすい自覚症状は出てきません。そのため閉塞の有無を確認するには、婦人科で検査を受けることが必要です。

そして着床障害の場合は、不正出血や下腹部痛、生理不順といった症状が出てきます。これらがあった場合には、着床障害を疑い、早めに婦人科を受診しましょう。

いずれの場合も、適切な治療で改善することが可能です。もちろん早期に検査と治療とを受けておけば、深刻な不妊症をそれだけ回避しやすくなります。

そのためにも、日頃から自分の体はしっかりとチェックしておきましょう。そして不妊傾向を示す体からのサインが出た場合には、解消のために素早く行動を開始してくださいね。

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